大手電力会社の電気料金値上げが続くなか、法人・個人を問わず節電に対する意識が高くなっています。
また多くの方は、夏の方が電気代が高いのでは?と思っているようですが、暖房器具などの様に「熱を発する家電」の方が消費電力は大きくなるため、一般的には冬の方が電気を多く消費します。
そこでこの記事では、【ポータブル電源】専門店が解説|節電&ついでに防災対策も出来る優れもの⁈について解説をします。
記事のポイント
節電に興味がある
冬の防災・停電対策を知りたい
消費電力が少ない「暖房」に興味がある
一つでもあてはまる方は、ぜひ最後までご覧ください!
圧倒的に多い相談は・・「ポータブル電源でエアコン」を使いたい
停電対策用にポータブル電源を検討される多くの方から「エアコンの使用について」のご相談を頂きますが、結論から言うと100Vも200Vのエアコンもポータブル電源で動かす事は可能です。
ところが、ポータブル電源でエアコンを使用するには「大容量のポータブル電源が必要になる」ため、購入するのを躊躇うかたも多いのでは無いでしょうか?
ここからは、容量の小さなポータブル電源でも出来る「エアコンに頼らない冬の節電」について解説をします。
節電に効果絶大!電熱ベスト(ヒーターベスト)がおすすめ
節電をするには「消費電力の少ないもの」を選べば良いのですが、エアコンは暖房時に700W前後・炬燵の場合は200W前後の電力を消費します。
また、これらが消費する電力は「使用方法や製造年」によっても違うのですが、ポータブル電源で使用する場合は蓄電容量の大きな(大容量)ものが必要になります。
そこでご紹介したいのが「電熱ベスト(ヒーターベスト)」です。
屋外作業をする方であればご存知の方も多いと思いますが、電熱ベスト(ヒーターベスト)はモバイルバッテリーを接続する事で、ベストの内側に張り巡らされた電熱線を暖める事で暖(だん)を取ることができる優れものです。
ベストに付属のバッテリーを繋ぐ事で数十秒も待てば設定温度(3段階設定)に達するのですが、女性の場合は電熱ソックス(ヒーターソックス)も同様に、冷たい足元を暖めくれるのでおすすめです。
電熱ベスト(ヒーターベスト)は消費電力が極めて少ない
電熱ベスト(ヒーターベスト)も使用するものによって消費電力は異なりますが「10W前後」が一般的です。
先程、例にあげたエアコンと比較をすると・・70分の1の消費電力・炬燵と比較をしても20分の1の消費電力で使用する事が出来ます。
また、温度設定(弱・中・強の3段階が一般的)ができるものも多いのですが「強」で使用すると熱すぎるので、中・弱で使用する事がおすすめです。
また、使用時間も最大で10時間程度使用できるため、「日中は一人で自宅で過ごす事が多い」場合は「エアコンの代わりに電熱ベストを使用」すれば節電効果は絶大です。
ポータブル電源との相性は抜群
電熱ベスト(ヒーターベスト)は消費電力が少ないため、容量の小さなポータブル電源でも充電する事が出来ます。
例えば、ポータブル電源の容量が200Whだとしても「凡そ18時間程度」は使用する事が出来るため、冬の防災対策用に「家族全員分の電熱ベスト」を準備しておくこともおすすめです。
電熱ベスト(ヒーターベスト)を選ぶ際に気を付けて欲しい事
電熱ベスト(ヒーターベスト)は需要が多いこともあり、Amazonや楽天をはじめホームセンターなどでも簡単に手に入れる事が出来ます。
ただ、1点だけ注意が必要なのは「専用のモバイルバッテリーしか使用できない」ものがある事です。
通常は上画像のように「USB」で電熱ベストと接続できるのですが、中には「専用の接続端子」を使用しているものもあり、市販のモバイルバッテリーが使えない(接続端子がUSBではない)ものがあります。
専用の接続端子を使用しているものであっても、追加でバッテリーを購入できるのですが「相場より高い」のでおすすめしていません。
逆に、USBを使用できるものを選べば、下画像のように「電熱ベスト+USB充電器+USB延長コード」を使う事で、コンセントから直接電源を取る事も出来ます。
このような使い方をすれば、バッテリーの充電切れを気にする事もありません。
また、バッテリーが重いと言う方にとっても、自宅やデスクワークで使用するのであれば「USBの延長コード」を使えば重さの問題は解決します。
ソーラーパネルを使った節電については?
電気代が高騰する中では、ポータブル電源とソーラパーネルを使った節電についての相談も多く頂きますが、この方法については注意が必要です。
例えば、先程の電熱ベスト(ヒーターベスト)をエアコンの代わりに使用する方法であれば、大きく電気代を削減できるため「1シーズンで電熱ベストの購入費用」を回収する事が可能です。
ところが、節電目的で「わざわざソーラーパネルを購入したい」と考えるのは危険です。
ソーラーパネルで発電した電気を「夜間に使いたい」と言われるケースが多いのですが、この使用法には全く問題はありません。
ただ「家計の支出を減らす目的でソーラパネルを購入」する場合は、購入費を回収できるまでの期間を考える必要があります。
例えば・・
ソーラーパネルの購入費用・・4万円
毎月の電気代・・1万円(1ヵ月の電気代平均)
ソーラーパネルを使う事で、月1,000円の電気代削減に成功
仮に、このような条件下で節電を試みた場合「ソーラーパネルの購入費用を回収するまでに・・3年と4ヵ月の月日」が必要です。
これを理解している方であれば良いのですが、電気の使用量を減らす努力をせずに「ソーラーパネルで電気代を賄いたい」と考えている方はくれぐれもご注意ください。
まとめ
この記事では【ポータブル電源】専門店が解説|節電&ついでに防災対策も出来る優れもの⁈について解説をしました。
電熱ベストはここ数年で広く認知されるようになりましたが、知らない方も多いようです。
また、節電の意識が世界中で高まっている事もありエネルギーへの関心を持つ方も増えていますが、間違った節電方法を実践する事で「効果が得られない」「逆に電気代が高くなった」などの声も頂きます。
記事のまとめ
エアコンは消費電力が大きいので大容量のポータブル電源が必要
冬の防災・節電対策には電熱ベスト(ヒーターベスト)がおすすめ
電熱ベストは消費電力がエアコンの70分の1程度
電熱ベストのバッテリーはUSB端子のものを選ぶ
ソーラーパネルの節電は「購入費用」も考えて収支を計算
ご紹介した電熱ベスト(ヒーターベスト)は、消費電力が極めて少ない事もあり「節電+停電対策グッズとしてはおすすめ」ですが、購入を検討される際は必ずお店の方やメーカーに相談するようにしてください。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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