ポータブル電源を購入する際に「ポータブル電源の蓄電容量:○○○Wh」は必ず確認をするのですが、「変換効率」についてはポータブル電源を購入した後でも知らない方が意外と多いのです。
購入前に「変換効率」を確認する事で「バッテリーの減りが早いのでは・・?」と言ったような後悔をする事もありません。
そこでこの記事では【ポータブル電源】購入した後に後悔する人の原因は?|「変換効率」を知れば防げます!について詳しく解説をします。
記事のポイント
ポータブル電源の変換効率について
変換効率の計算方法(初心者向け)
変換効率から家電が実際に使用できる時間を計算
※変換効率を計算したい方はこちら⇩⇩⇩
ポータブル電源の「変換効率」ってなに?
変換効率を解説するまえに「言葉の意味」を整理しておきます。
用語の解説
DC 直流電流(乾電池など)
AC 交流電流(家庭のコンセントなど)
家庭で使う電気は「AC(交流電流)」と言いますが、蓄電池にはAC(交流電流)を貯める事が出来ないので一旦DC(直流電流)に変換されます。
ここでのポイント
家庭のコンセント(AC)に充電アダプターを繋ぐ
ポータブル電源に電気を貯める(DC)
ポータブル電源に貯まった電気を使う(DC ➡ ACに変換 ➡ 家電などへ電気を供給)
この一連の流れの際にどうしても「ロスが発生」するのですが、この時に発生するロスが何%なのか?それを示してくれるのが「変換効率○○%」という訳です。
「変換効率」を確認する
変換効率の意味が理解できたところで、今度は「変換効率が何%なのか?」について確認をします。
各ポータブル電源の商品ページや取扱説明書・仕様などの項目に記載があるのですが、変換効率の記載がない場合もありますので、その際はメーカーなどに必ず確認をしてください。
因みに、下のポータブル電源の変換効率は「99.10%」ですがこれはかなり効率が良いポータブル電源と言えます。
一般的には75%~90%程度が変換効率の目安となるのですが、記載がないポータブル電源でも変換効率は必ず確認をしてください。
上記のポータブル電源の場合は変換効率の高さが「売り」になっているため、商品画像にも下記のような記載がされています。
変換効率から家電が使える時間を計算する
ここからはポータブル電源の容量と変換効率から「家電が使える時間」について解説をします。
家電の使用時間を計算する場合に必要な情報
- ポータブル電源の容量 500Wh
- 変換効率 80%
- 家庭用冷蔵庫 消費電力80W
計算方法
①ポータブル電源の容量 500Wh × 80%(変換効率) = 400Wh(実際に使える電力量)
②400Wh ÷ 80W(冷蔵庫の一時間あたりの消費電力)= 5時間の使用が可能
使用できる時間はこのように計算することが出来ます。
今度は、500Whのポータブル電源で変換効率が90%の場合についても確認をしておきます。
計算方法
①ポータブル電源の容量 500Wh × 90%(変換効率) = 450Wh(実際に使える電力量)
②450Wh ÷ 80W(冷蔵庫の一時間あたりの消費電力)≒ およそ5.6時間の使用が可能
このように、ポータブル電源の容量が同じでも「変換効率」が違えば実際に家電が使える時間も変わってくるので、容量を確認するだけではなく「変換効率を計算した上での容量」も必ず確認するようにしてください。
※家電が使える時間を計算したい方はこちら⇩⇩⇩
まとめ
この記事では【ポータブル電源】購入した後に後悔する人の原因は?|「変換効率」を知れば防げます!について解説をしましたが、最後にポイントを整理しておきます。
記事のまとめ
変換効率は商品ページや説明書などに記載があるが、記載が無い場合はメーカーに問合せするのがおすすめ
変換効率の計算は「この記事」でご確認ください
「変換効率」を考えずに「容量」だけで判断をすると、思いのほか容量が少ない?故障では?と感じてしまう事が実際に起こります。
また、ポータブル電源のレビューなどを見ていると「直ぐにバッテリーの残量が無くなる」「充電の減りが早い」などの書き込みが見受けられますが、これは「変換効率」を考えずに購入された方の特徴です。
注意が必要
ポータブル電源の購入の際は、価格や容量だけで判断せずに変換効率も必ず検討するようにしてください。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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