ポータブル電源に記載のある搭載容量○○○Wh(○.○kWh)には変換効率が関係するため、表示されている全ての容量(電力)を使用することは出来ません。
※「変換効率」に関する記事はこちら⇩⇩⇩
そのため、本当に必要なポータブル電源の容量を知るには、変換効率を計算した上で使用する家電の定格消費電力と使用時間(1回の充電で家電を使用したい時間)から求める必要があるのですが、このような計算は言葉で聞くととても難しく聞こえます。
そこで、この記事では次の事が簡単に計算できるようにシミュレーターをご用意しました。
記事のポイント
記載されている「ポータブル電源の容量(Wh)」と「変換効率○○(%)」の2つを入力することで「実際に使える容量」の計算ができます
使用したい家電の「定格消費電力(W)」と「使用時間(1回の充電で使用したい時間)」の2つを入力することで「必要なポータブル電源の容量(Wh)が変換効率別」に計算ができます
1回の充電で使用したい家電を3台まで入力が可能です
それでは【ポータブル電源】専門店が解説|実際に使える容量を変換効率から計算についてここからはご覧ください。
ポータブル電源の変換効率から実際に使える容量を計算する
ポータブル電源の実際に使える容量を知るには次の2つの項目が必要です。
注意が必要
・変換効率はポータブル電源の商品ページ・取扱い説明書に記載
・記載が無い場合はメーカーへ問合せが必要
ここでのポイント
ポータブル電源に記載されている容量(Wh)
変換効率(%) ※75%~90%程度が一般的な数値
※変換効率を知らない方は先にこちら⇩⇩⇩をご覧ください。
例えば500Whのポータブル電源で変換効率が85%の場合、使用可能な容量の目安が425(Wh)になる事がこれで分かります。
家電の使用時間から必要なポータブル電源の容量を計算する
先ほどはポータブル電源が実際に使用できる容量について計算をしましたが、今度は必要なポータブル電源の容量を検討したい場合について計算をします。
ここがポイント
ポータブル電源を購入するときに「どれくらいの容量(Wh)が必要なの?」これを解決します!
step
1使用する家電の定格消費電力(W)を確認する
step
2その家電をポータブル電源で何時間使用したいか?を入力する
step
31回の充電の範囲で使う可能性がある家電も入力 ※3台まで
例えば次の家電を1回の充電で3台使用したい場合についてシミュレーションをしてみます。
注意が必要
定格消費電力が大きい家電の場合は「ポータブル電源によっては同時に使用できない」場合があります。
ここでのポイント
定格消費電力80Wの冷蔵庫を6時間使用
〃 30Wの液晶テレビを3時間使用
〃 15Wの扇風機を8時間使用
この条件を上のシミュレーターに入力することで、これらの家電を1回の充電で使用する際に必要なポータブル電源の容量が「変換効率別」に分かります。
ここでのポイント
変換効率が80%のポータブル電源 ➡ 862Wh以上の容量が必要
変換効率が85%のポータブル電源 ➡ 811Wh以上の容量が必要
変換効率が90%のポータブル電源 ➡ 766Wh以上の容量が必要
まとめ
この記事では【ポータブル電源】専門店が解説|実際に使える容量を変換効率から計算について解説をしましたが、最後にポイントを整理しておきます。
記事のまとめ
ポータブル電源の「蓄電容量」と「実際に使える電力量」は異なる
ポータブル電源の変換効率を知ることはとても重要
変換効率と「最大AC出力=何W(ワット)」まで同時に使用できるのか?についても確認してください
ポータブル電源の「変換効率」はそれぞれ違うのですが、先ほどの例のような家電を使用する場合では、変換効率の差がポータブル電源の容量に大きく影響する事が分かります。
例えば・・
容量が600Wh:変換効率75%と容量が500Wh:変換効率90%のポータブル電源があったとします。
変換効率を知らない方であれば容量が600Whのポータブル電源の方が長く(長時間)使えると思うのですが、この場合はどちらも使用できる時間は同じです。
ポータブル電源を購入する際「大容量」ばかりに気を取られると、変換効率の悪いポータブル電源を買ってしまう恐れがあります。
これから購入を検討される方は「変換効率」を考えた上でポータブル電源を選んでみては如何でしょうか。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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