ポータブル電源の購入を考えている方が年々増加していますが、用途が多様化していることもありキャンプやアウトドアで使う方から防災用(停電用)に至るまで購入する方の目的はそれぞれ違います。
ところが、ポータブル電源の購入についてはある程度の知識が要求される事もあり、初めて購入した方の中には「失敗した・・」と考えている人も少なくありません。
また、ポータブル電源は比較的高価なものが多い事もあり、出来る事なら「失敗はしたく」無いのが本音です。
そこでこの記事では、ポータブル電源を購入する前に知っておきたい【ポータブル電源】専門店が解説|失敗しないポタ電の選び方3選について解説をします。
記事のポイント
ポータブル電源の容量について
ポータブル電源の出力される波形について
ポータブル電源の購入先は?
ポータブル電源びで「失敗したくない方」や「自信の無い方」は、ぜひ最後までご覧ください!
失敗しないポータブル電源の選び方3選
ここからは、ポータブル電源の専門店が「実際にお客様から聞いた:失敗事例」を元に、正しい選び方と失敗をしない方法について解説をします。
ポータブル電源の「容量選び」で失敗
ポータブル電源にはそれぞれ機種ごとに「蓄電容量(Wh)」が定められています。
「蓄電容量:Wh(ワットアワー)」と聞くだけで難しく考えてしまう方も多いのですが、言い方を変えれば「冷蔵庫の容量」と同じです。
例えば、120ℓの冷蔵庫だと「一人暮らし程度の食材」しか入りませんが、450ℓの冷蔵庫では「家族4人分の食材」を保存する事が出来ます。
ポータブル電源も○○○Whの値が大きければ「蓄えることが出来る電気の量が増える」ので、1,000Wh以上のポータブル電源などは一般的に「大容量」と呼ばれます。
では、実際にどのような「失敗」があるのか?いくつか事例をご紹介します。
ここでのポイント
蓄電容量(Wh)が少なすぎた
蓄電容量(Wh)が多すぎた
電化製品の「消費電力」を考えていなかった
冷蔵庫の容量は「購入する方にとってもイメージし易い」ため、よっぽどの理由が無い限り「一人暮らしで450ℓの冷蔵庫」を購入する方はいませんが、ポータブル電源の場合は「そのような購入をする方」が意外と多いのです。
また、その逆の場合も多いため「蓄電容量(Wh)で失敗」する方は後を絶ちません。
「容量選び」で失敗しないためには?
容量選びで失敗しないためには次の事を確認する必要があります。
ここでのポイント
ポータブル電源で「使用する予定の電化製品」を決める
それぞれの「定格消費電力」を確認する
使用する時間をある程度シミュレーションする
例えば、ポータブル電源で「スマートフォンの充電」だけを目的とするのであれば、「何台のスマートフォン?を、何時間充電する?」かについて考える必要があります。
例えば上画像の充電器の場合は、1時間の充電をすることで5Wh(5V×1A=5Wh)の電力を消費しますが、この充電を「家族4人」がそれぞれ「5時間」の充電をしたいのであれば・・
ここがポイント
5Wh×5時間×4人=100Wh と計算する事ができるため、ポータブル電源の蓄電容量は「100Wh以上」のものを選べば良いのです。
このような計算が出来ない場合でも、ポータブル電源を購入する前には「蓄電容量を計算」と覚えておけば良く、メーカーや専門店に確認をすれば解決します。
ポータブル電源の「波形」で失敗
ポータブル電源から出力される電気(交流AC)には、機種ごとに「波形」が異なります。
家庭のコンセントから流れる電気の波形を「正弦波(せいげんは)」と呼ぶのですが、ポータブル電源ごとに「その波形」が違うのです。
✽波形の種類
波形の種類
正弦波
純正弦波
注1)矩形波(くけいは)
注2)疑似正弦波(ぎじせいげんは)
注3)修正正弦波(しゅうせいせいげんは)
などの種類があるのですが、注意が必要なのは「注1~3)の波形」です。
これらの波形を出力するポータブル電源では使用できる電化製品に制限があるため、場合によっては「電化製品の故障」に繋がります。
また、波形を知らずに電化製品を使用した場合でも「保証の対象」にはならないため注意が必要です。
※ポータブル電源の波形に関する記事はこちら⇩⇩⇩
「波形」で失敗しないためには?
ご紹介した「赤字の3波形」については、価格の安い(1万円前後)のポータブル電源に多い傾向があります。
そのため、価格が安い場合は「波形の確認」は必ず行う事がおすすめです。
また、波形の記載がないポータブル電源は、Amazonや楽天でも普通に販売されているため、「仕様・スペック」を必ず確認する事と、記載が無い場合はメーカーに確認をするか、購入を見送るようにしてください。
ポータブル電源の「購入先」で失敗
ポータブル電源の購入に関しては、取り扱い店舗が少ない事もあり多くの方がECサイトで購入されます。
メーカーや正規販売代理店で購入する場合は問題は無いのですが、「オークションサイト」や「転売専門のサイト」で購入をする場合はメーカー保証を受ける事が出来ません。
※転売に関する詳しい記事はこちら⇩⇩⇩
ポータブル電源は高価なものが多く「少しでもお得に買いたい!」と考える方も多いのですが、メーカー保証の無いポータブル電源は「リスクが高く」どれだけ安くてもおすすめする事ができません。
注意が必要
ポータブル電源・蓄電池メーカーの「転売品に対する対応」は、使用方法に落ち度が無い場合でもメーカー側は取り合ってくれない事があるのでご注意ください。
「購入先」で失敗しないためには?
この対処法については、①メーカーから直接購入するか、②正規販売代理店で購入するのかの2拓しかありません。
いずれの場合も「購入時期」によっては安く買える事もあるのでセール情報のチェックはお忘れなく。
まとめ
この記事では、【ポータブル電源】専門店が解説|失敗しないポタ電の選び方3選について解説をしましたが、最後にポイントを整理しておきます。
記事のまとめ
電化製品の「定格消費電力」をしらべてからポータブル電源の容量を決める
ポータブル電源を使用したい時間をシミュレーション
波形は「正弦波・純正弦波」が望ましい(1万円前後のポータブル電源は波形に注意)
オークションサイトやフリマサイトのポータブル電源は保証の対象外
購入前に「メーカー保証の有無」を確認
最後までご覧頂きありがとうございました。
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