ポータブル電源は蓄電容量に比例して「重量が増える」ため、大容量のポータブル電源ともなると本体重量は20㎏~40㎏になる事は珍しくありません。
そのため、ポータブル電源に求められる今後の課題は「大容量の軽量化」だと言えるのですが、いよいよその兆しが見え始めました。
この記事では、今後ポータブル電源業界でも注目される「電気自動車の車載電池メーカー:世界最大手:CATLの電池セル」について解説をします。
記事のポイント
車載バッテリーの最大手:CATL
CATLとポータブル電源
車載電池最大手:CATL
自動車の車載電池に於いて「世界最大手」のCATL。
そのルーツは、1999年に創業した家電用のリチウムイオン電池メーカーのATL(アンプレックステクノロジー)に所属していた曾毓群(現会長)と黄世霖(現副会長)が独立をし2011年に創業したのがCATLです。
また、CATLの創業者が所属していたATLは昔、TDKが107億円で買収し子会社化していた事もあり、日本企業の技術やノウハウが注入された企業でもあります。
そのため、「世界トップクラスのリチウムイオン電池」と称され、後に「iPod:アップル社」や「サムスン社のスマートフォン」の大量受注に成功。
TDKに買収された6年後には、ATLの「車載電池部門が独立」し、曾毓群(現会長)と黄世霖(現副会長)の2人によってCATLが発足したのです。
CATLの技術がポータブル電源にも採用
車載電池市場に於いて、2017年にパナソニックを追い抜いた事で「世界一」となったCATLですが、その車載電池世界一の技術が、今後ポータブル電源市場に於いても注目される事になりそうです。
上画像のポータブル電源は2022年(発売日未定)に日本国内で販売が予定されているポータブル電源:P2002ですが、こちらのポータブル電源にはCATLのリチウムイオン電池が搭載されます。
※P2002の電池セルに関する記事はこちら⇩⇩⇩
現時点では詳細をお伝えする事は出来ないのですが、今後、「CATL社製:電池セル」を搭載したポータブル電源が、市場に於いてどのような進化を遂げるのかが見物です。
まとめ
この記事では、【ポータブル電源・セル】電気自動車の車載電池メーカー|世界最大手のCATLについて解説をしましたが、CATLのルーツを遡ると「日本企業:TDK」の存在が在った事には驚かされます。
しかし、「中国製」と聞くとまだまだ偏見を持つ方も多いようですが、ポータブル電源に搭載される「バッテリー」にはCATLの技術は今後欠かせない存在となるはずです。
また、これまでの円筒型セル(下画像)から、CATL社:電池セル(冒頭の画像)に変わることで「本体の小型化」も進んでいます。
今後、ポータブル電源市場に於いてはCATL社の電池セルの技術と共に「大容量の軽量化」が進むかも知れません。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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