【ポータブル電源】専門店が解説|安心・安全のポタ電は第三者機関が決める?

2022年8月10日

ポータブル電源を購入する際は色々な事が気になりますが、中でも「そのポタ電は安心なの?」「安全?大丈夫?」などと言った質問を受ける事も少なくありません。

勿論、ポータブル電源メーカー各社に於いては「安全管理」を徹底している事もあり、危険を未然に防ぐBMS機能(バッテリーマネジメントシステム)などが搭載されています。

そのため、多くのポータブル電源については「安心してお使い頂ける」事は間違いありません。

※BMS機能について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください⇩⇩⇩

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しかし、このような機能が搭載されているだけでは「信用出来ない」と言われるケースも、少なからずあるのです。

記事のポイント

 安全性の高いポータブル電源を知りたい

 安全性の基準を知りたい

 安全性の高いポータブル電源を検討したい

そこでこの記事では、「とにかく安全」なポータブル電源を知りたい人や、第三者機関が認めた「安心・安全のポータブル電源」を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

誤った判断基準

ポータブル電源の善し悪しを判断する際に、PSE法やJRBCに加盟している事を前提としている動画やブログがありますが、このような判断基準はポータブル電源の本当の善し悪しを決めるものではありません。

※PSE法に関する記事はこちら⇩⇩⇩をご覧ください

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JRBCとは小型の充電式電池のリサイクルを推進する一般社団法人の事ですが、この団体に加盟していないポータブル電源メーカーを批判する動画やブログも見受けられます。

もし、この団体への加盟がポータブル電源の善し悪しを決めるものであれば、JVCケンウッドのポータブル電源は「良品」でジャクリのポータブル電源が「粗悪品」となってしまいます。

ご存知の方も多いと思いますが、JVCケンウッド社とジャクリは業務提携を結んでいます。

そのため、両社のポータブル電源については「製造元が同じ」である事からも、ポータブル電源の品質については同じと考えるのが自然です。

このような事からも、JRBCへの加盟の有無を持ってポータブル電源の「安心・安全」を比較するの事に意味が無いと分かるのですが、では、ポータブル電源の安心・安全についての信頼性を証明するにはどうすれば良いのでしょうか?

S-JET認証

多くの方にとって馴染みのないマーク(下画像)かも知れませんが、こちらは「Sマーク」と呼ばれるものです。

※Sマーク

ここでのポイント・・

 製品の安全性確認を、JIS規格を用いた第三者認証機関で取得​ ⇒ S-JET認証

 S-JETマークは、第三者認証機関によって製品試験及び工場の品質管理の調査が​行われている証です。

これを機会にご自宅にある電化製品をぜひ確認して欲しいのですが、Sマークはあらゆる電化製品に表示されている事が分かります。

S-JET-logo-on-the-microwave oven
※オーブンレンジに記載された「Sマーク」

このSマークがある事で・・

 電気用品安全法で課せられている技術基準適合義務について、JETによって適合していることが客観的に、公正に証明されたことを示すことができる

 初回ロット検査や初回及び定期的な工場調査を実施して管理体制を審査するなど、JETによる厳しい審査を受けることで製品の安全性を高めている

 S-JET認証は、信頼性の高い製品の証し

このような事を公に証明する事ができるのです。

その結果、国内で販売される電気製品に於いては「Sマークの有無」によって社会的信頼が全く違うのです。

S-JET認証のポータブル電源

恐らく多くの方が知らないかと思いますが、S-JET認証を取得しているポータブル電源メーカーは2022年8月時点では「1社※1」しかありません。

※1・・充放電器とバッテリーがセパレート型のものは除く

Entrance-of-Erie-Power-Co.,-Ltd.
※エリーパワー株式会社

ポータブル電源以外の蓄電システム等でS-JET認証を取得しているメーカーを含めると「3社」になるのですが、ポータブル電源としてS-JET認証を取得しているのは1社です(2022年8月現在)。

世界が認めた安全性

エリーパワーのポータブル電源

S-JET認証を唯一取得しているのがエリーパワー社製のポータブル電源:パワーイレ・スリーになるのですが、キャンプやアウトドアで使用するものでは無いため、知らない方も多いと思います。

ELIIY-Power-Portable-Power-Power-YIlLE-3
※パワーイレ・スリー

ここでは詳しいスペックなどはご紹介しませんが、大手企業のBCP対策としての導入実績は目を見張るものがあります(具体的な導入先は公表出来ないのですが各業界の最大手が名を連ねています)。

そのような実績だけをみてもS-JET認証を取得する事への大きな意味を感じるのですが、導入を決めた企業にとっても、BCP対策が急ピッチで進む昨今に於いては「パワーイレ・スリー」がある事は、一つのステータスと言えるかも知れません。

※BCP対策に関する記事はこちら⇩⇩⇩をご覧ください

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また、このような「安心・安全」に加えて豊富な導入実績があることからも、一部の方からは絶大な支持を得ているのでしょう。

まとめ

この記事ではS-JET認証の「Sマーク」について解説をしましたが、「安心・安全のポータブル電源は1社しか無いのか?」とご指摘を受けるかも知れません。

しかし冒頭にお伝えしたとおり、ポータブル電源メーカー各社に於いては様々な安全装置を搭載する事や、独自の安全基準に基づいた試験を実施している事も事実です。

そのような事からも、S-JET認証の有無だけでポータブル電源の善し悪しを判断できるものではありませんが、エリーパワー社のポータブル電源のように「企業や個人のお客様の拘り」を満たしてくれるポータブル電源も必要では無いでしょうか。

記事のまとめ

 PSE法やJRBCへの加盟はポータブル電源の善し悪しを決めるものでは無い

 電化製品の安全性は「S-JETマーク」で判断できる

 S-JET認証のポータブル電源は「エリーパワー」だけ

 ポータブル電源各社も様々な安全テストをしている

ELIIY-Power-Portable-Power-Power-YIlLE-3
※エリーパワー・スリー本体

最後に、今回ご紹介しましたS-JET認証の「Sマーク」については初めて知った方も多いかも知れませんが、ポータブル電源以外でも、電気製品を購入さる際の「比較する材料の一つ」として検討される事もおすすめです。

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    ★法人・個人事業主のポータブル電源専門店|株式会社エンビューロ
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    ・法人・個人事業主向けポータブル電源専門店
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    ・医療用蓄電池
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    ・屋外イベント向け大容量ポータブル電源各種
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    ★専門分野
    ・ポータブル電源
    ・BCP対策全般
    ・車載バッテリー
    ・建築(戸建・収益・医院建築)
    ★保有資格
    ・宅地建物取引士
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    ・第二種電気工事士

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