ポータブル電源と合わせてソーラパネルを使用する方も増えているのですが、ソーラパネルでポータブル電源を満充電(100%)させるには思いのほか時間が掛かります。
そのため、ソーラパネルを増設する事も「選択肢」として考える人も多い一方で、基本的な接続方法について知らない方も多いのでは無いでしょうか。
そこでこの記事ではソーラパネルを2枚以上接続する方法についての「基本的な事」を解説します。
記事のポイント
ソーラパネルの接続方法
ソーラパネルを複数枚接続する場合の基本
ソーラパネルの増設や、複数枚のソーラパネルを接続したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
ソーラパネルの接続で必要な知識
ソーラパネルを複数枚接続する上で必要な知識としては「直列接続と並列接続」の2つの接続方法があることです。
これは小学校の理科の授業で習った記憶があるかと思います。
上図のように「乾電池と豆電球」を繋いで、どっちが明るいのか?などの実験をしたことが懐かしい方も多いと思いますが、ポータブル電源のソーラパネルに於いてもこのよな接続方法を使い分ける事があるのです。
因みに、上図のようにそれぞれ豆電球と乾電池を接続した場合は「どちらが明るく点灯するのか?」を覚えていますか?
答えは・・・直列つなぎの方が明るい
このような2つの繋ぎ方を工夫する事で、豆電球を「より明るく点灯」させる事や「乾電池を長持ち」させる事ができます。
ポータブル電源のソーラパネルで複数枚接続する場合も「直列接続と並列接続」を上手く使い分けることで、より効果的に「ソーラーパネルを使った充電」をすることが出来るのです。
直列接続と並列接続の例
ここからは、ソーラーパネルを複数枚接続する際の注意点について解説をします。
直列接続・並列接続に使用するソーラパーネルの「開放電圧・短絡電流が共に同じ」であれば、どちらの接続方法でも問題はありません。
用語を解説
開放電圧・・ソーラーパネルの出力端子に何も接続していない時の「電圧」
短絡電流・・ソーラーパネルの出力端子に何も接続していない時の「電流」
直列接続
ここがポイント
直列接続:短絡電流の値が同じであれば接続する事が可能
しかし、何れかの値が異なる場合(開放電圧・短絡電流のどちらかが違う場合:下図)は・・・
並列接続
ここがポイント
並列接続:開放電圧の値が同じであれば接続する事が可能
このように、直列接続・並列接続に於いては「開放電圧と短絡電流」の値が異なれば、接続方法にも「可否」が分かれますので注意が必要です。
また、使用されるポータブル電源・ソーラパネルによっては、それぞれの効率が違うため、「どちらの接続方法がおすすめなのか?」は機種によって異なります。
まとめ
この記事ではソーラパネルを2枚以上接続する方法の基本的な事について解説をしました。
ソーラーパネルを使った充電をする際は「開放電圧と短絡電流の値」が重要になりますので、ソーラーパネルを複数枚使用し「効率の良い組合せ」を検討されたい場合は、メーカーや専門店に確認する事がおすすめです。
記事のまとめ
ソーラパネルは直列接続と並列接続が出来る
短絡電流の値が同じ=直列接続が出来る
開放電圧の値が同じ=並列接続が出来る
最後までご覧いただきありがとうございました。
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