ポータブル電源を購入する際にバッテリー容量の確認はするのですが、「瞬間最大出力」の確認をしない方が意外と多いことをご存知でしょうか?
この記事では【ポータブル電源】専門店が解説|超重要!瞬間最大出力は購入前に要チェック!について解説をします。
記事のポイント
瞬間最大出力とは?
起動電力について
「瞬間最大出力」を知ることでポータブル電源購入後に起こる「使いたい家電が動かない(稼働しない)」トラブルを防ぐことができますので、ポータブル電源の購入を検討されている方は最後までご覧ください。
※ポータブル電源「容量の選び方」はこちら⇩⇩⇩
「瞬間最大出力」とは?
瞬間最大出力とは、家電を使用する際に必要な「起動電力(きどうでんりょく)」に対応できる容量の事を言います。
先ずは「起動電力」について簡単に解説をします。
ここでのポイント
家電の電源(スイッチ)を入れた瞬間に必要な電力
その瞬間、家電の消費電力の2~5倍の電力を消費するものがある
エアコンや冷蔵庫の起動電力は消費電力の2倍~5倍程度
例えば、車は停止状態からアクセルを踏み込んだ際に「ガソリンを多く消費」しますが、家電も同じように「電源を入れた際に多くの電力を消費」するのです。
ここがポイント
このように起動時に必要な電力なので「起動電力」と呼ばれます。
電化製品の「起動電力」を知ることは、ポータブル電源の購入を決める際にとても重要な情報になりますので、ここからはもう少し詳しく解説をします。
起動電力の大きな家電は?
「起動電力」は家電の電源を入れる際に必要な電力だと分かりましたが、ここでは先ず起動電力の目安について解説をします。
起動電力(1倍程度) | 起動電力(2倍程度) | 起動電力(2倍~) | |
生活家電 | ・テレビ ・ホットプレート ・炊飯器 | ・掃除機 ・洗濯機 ・インバーターエアコン | ・冷蔵庫 ・エアコン(インバーター以外) |
その他 | ・高圧洗浄機 ・ハロゲンヒーター ・ノートパソコン | ・スポットライト ・電動ドリル ・ハロゲンライト | ・チェーンソー ・芝刈り機 ・ウインチ |
使用する家電によっては起動電力を殆ど必要としないものから、消費電力の2倍以上必要なものまであります。
例えば、表にある「冷蔵庫」の場合は起動電力が大きいため、停電時にポータブル電源で「冷蔵庫が動かなかった」といったトラブルも多く発生しています。
注意が必要
飲食店や生鮮食品を取り扱う方で「停電時の冷蔵庫用」にポータブル電源を購入する際は注意が必要です。
起動電力に対応したポータブル電源を調べる
電化製品の起動電力に対して、ポータブル電源に必要なスペック(仕様)は「瞬間最大出力(W)」になります。
もう一度整理をしますが、電化製品を使用するには「起動電力」を考慮する必要があるため、ポータブル電源はその起動電力をカバーするための「瞬間最大出力(W)」が必要となるのです。
ここからは「瞬間最大出力(W)」について次のポータブル電源の場合を確認してみます。
このポータブル電源の場合、定格出力1600W(瞬間最大3100W)の記載があることから、使用したい電化製品の「起動電力」が3100W以下であれば使用することが可能です。
このように、ポータブル電源の商品ページや説明書には「瞬間最大」の記載があるので、そちらを確認するようにしてください。
また、同時に家電を複数台使用する場合は、各家電の起動電力の合計から判断する必要があるのでご注意ください。
まとめ
ポータブル電源を購入した後に「家電が使えない」などのトラブルが多いようですが、原因の殆んどが「起動電力」の不足によるものです。
また、ポータブル電源の販売サイトなどをみると「大容量」の文字は目立つのですが、「瞬間最大出力」については重要視されていない場合も見受けられます。
記事のまとめ
電化製品の起動電力には注意が必要
ポータブル電源の最大出力は、電化製品の起動電力よりも大きいものが必要
ポータブル電源の最大出力は「最大・サージ・最大出力・瞬間最大」などの言葉が用いられます
ポータブル電源を検討する際、価格と容量を比較をすることも大事ですが「起動電力と最大瞬間出力」は家電を使う際の「最重要項目」になるので、これからポータブル電源の購入をお考えの方は参考にしてください。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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