【ポータブル電源・トラブル】新品でもメーカー保証は受けれません|転売品の新品・未使用のリスク

2022年5月31日

ポータブル電源の需要が高まるにつれて、購入する際や購入した後のトラブルが増加しています。

また、最近ではネットオークションやフリマサイトに於いても、多数のポータブル電源が販売(転売)されていますが、オークションサイトで購入したポータブル電源は「新品でも保証の対象外」になります。

そのため、新品のポータブル電源をオークションサイトで「購入した直後に故障などの不具合」に遭い、思わぬ出費を強いられるケースも増えています。

よくあるトラブル

 ポータブル電源の窃盗や盗難の被害

 購入したあとのトラブル

 クレジットカードによる詐欺被害

そこでこの記事では、【ポータブル電源・トラブル】新品でもメーカー保証は受けれません|転売品の新品・未使用のリスクについて解説をします。

記事のポイント

 ポータブル電源の保証に関するトラブルやリスク

ポータブル電源の購入を、オークションサイトやフリマサイトで検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

転売品は「保証の対象外」

早速本題に入りますが、ここではポータブル電源メーカー各社の「転売品に関する保証」について幾つかご紹介します。

Jackery(ジャクリ)

 保証条件・・Jackery Japan公式オンラインストア、または正規販売代理店以外で購入した商品

 最初の購入者に限定・・Jackeryの製品の保証は、最初の購入者に限定され、別の所有者に譲渡することはできません。

※引用:Jackery:公式ホームページ「保証・返品・支払い・発送について」より一部を抜粋

BLUETTI (ブルーティ)

 保証条件・・Jackery Japan公式オンラインストア、または正規販売代理店以外で購入した商品

 最初の購入者に限定・・Jackeryの製品の保証は、最初の購入者に限定され、別の所有者に譲渡することはできません。

※引用:Jackery:公式ホームページ「保証・返品・支払い・発送について」より一部を抜粋

ここでは一部のポータブル電源メーカーの保証についてご紹介しましたが、他のポータブル電源メーカー各社(ほぼ全てのポータブル電源メーカー)も転売品に関する保証は受け付けておらず、保証の条件を「最初の購入者に限定」しています。

ここがポイント

ポータブル電源の「メーカー保証」は、最初に購入した人しか適用されません

転売品(第三者の製品販売)に対するメーカーの対応

ポータブル電源メーカーの保証については「オークションサイトやフリマサイトの転売品」に限った事ではありません。

例えば、PowerArQ(パワーアーク)の場合は、フリーマーケット・露店・リサイクル・買取業者・フリマサイトやオークションサイトなどで購入した商品に関しての保証を一切行わず、直販店か正規代理店での購入に限定しています。

転売品は「全ての保証が対象外」

ポータブル電源を購入した直後に起こる「初期不良」についても、殆どの場合が「新品への交換」で対応してくれる(送料などもメーカー負担)のですが、メーカーや正規販売代理店以外から購入したポータブル電源の場合は、初期不良の対応も受ける事が出来ません。

また、明らかに商品に不具合があったとしても、転売品(第三者の製品販売)については「保証の対象外」となりますので注意が必要です。

注意が必要

メーカーや正規販売代理店以外から購入したポータブル電源は、メーカー保証が受けれません!

最初の購入者が分からない?

オークションサイトやフリマサイトで販売される、何れのポータブル電源であっても「最初の購入者」は必ず存在します。

ところが、オークションサイトなどで転売されるポータブル電源(特に新品・未使用品の場合)の出品者に「どこで購入したのか?」を確認しても・・「最初の購入者が分からない」と回答される場合も多く、出品者が業者の場合でも「応えられない(仕入れ先について)」と回答する事があります。

なぜ?このような事を聞く必要があるのかと思われますが、ポータブル電源メーカーによっては「最初の購入者」が分れば「保証をしてくれる場合がある」からです。

そのため、オークションサイトなどで購入する際(特に新品・未使用品の場合)は、必ず「最初の購入者」を聞く事をおすすめしているのですが、最初の購入者が分からない場合は、購入を見送った方がいいでしょう。

新品・未使用のポータブル電源はリスクが大きい

正規のルートで購入したポータブル電源メーカーの場合は最低でも1年の保証期間がありますが、長いものであれば2年以上の保証を受ける事ができます。

そのため、保証期間中であれば「無償で修理」を行ってもらえるのですが、転売品については全ての修理が「実費負担」になります。

ここでは実際に、ポータブル電源を購入した後に「不具合が発生」した場合の費用負担についても簡単に解説をします。

※Jackery:公式ホームページより抜粋

例えば、Jackery ポータブル電源1000を購入した半年後に「インバーターと電源基盤に不具合が発生」した際の修理費の違いについても確認しておきましょう(こちら⇩⇩⇩のポータブル電源です)。

新品(メーカー・正規販売店)を購入した場合

 修理費は 0円

 Jackeryの場合は「2年保証」。このケースでは修理費と返品送料が無償となります

 ※最長5年保証のポータブル電源もあります

では次に、オークションサイトやフリマサイトで「新品・未使用の転売品」を購入した場合についても確認しておきましょう。

オークションサイトで新品・未使用品を購入した場合

 保護基板交換 ⇨ 9,800円(税別)

 インバーター基板交換 ⇨ 19,800円(税別)

 修理費合計 ⇨ 32,560円(税込み)+送料

本来であれば、半年後の故障については無償で修理が出来るのものを、転売品についてはこれだけの実費負担が強いられます。

このような「故障」が保証期間内に2度3度と起こるような事があれば、もはや転売品を購入するメリットは皆無だと言えます。

詐欺被害で購入された物はお金も商品も手元に残らない・・

ポータブル電源のトラブルには「クレジットカード詐欺」も多く含まれます。

これは、流出したカード情報を元に通販サイトなどでポータブル電源を購入しフリマサイトなどで転売を行う詐欺の事ですが、このような手段で手に入れた商品とは知らずに購入してしまうと、ポータブル電源もお金も手元に残らない可能性があります。

例えば、ポータブル電源などの電化製品には「製造番号」が振り分けられていますが、販売する側(メーカーや正規販売店)は、この製造番号を控えています。

そこで、このような詐欺行為によりポータブル電源が購入された場合、後にクレジットカードの名義人から被害届が警察に出され、販売店側(メーカーや正規販売店)がこの名義人に対して返金の義務(チャージバック)を負うので、カードの名義人は被害を免れる事が出来ます。

では、販売した側(メーカーや正規販売店)は「商品とお金」を失う事になるのですが、こちらも被害届を出す事で警察のサイバー犯罪対策課などが「同機種のポータブル電源をフリマサイトなどから探し当て、製造番号の照会」を行います。

これは実際にあった話しですが、サイバー犯罪課が転売を行った店舗を捜査し、購入した客のポータブル電源を調べたところ「詐欺被害にあった機種であることが判明」、その後、ポータブル電源が売主(メーカーや正規販売店)の元へ戻されたケースがあります。

このようなケースでは、転売品と知らずに買った人が一番の被害者となり、お金も商品も手元に残らないのです。

これを聞くと多くの方は、転売を行った店から返金を求めれば良いのでは?と思うかも知れません。

ところが、返金を受けるには、店側(転売を行った店)が「カード詐欺で手に入れた商品だと知っていた」と証明する必要があるのですが、実際はこのような証明をする事は不可能だと言えます。

その結果、転売品を購入した人にはお金も商品も手元に残らないのです。

まとめ

この記事では、【ポータブル電源・トラブル】新品でもメーカー保証は受けれません|転売品の新品・未使用のリスクについて解説をしました。

オークションサイトやフリマサイトでポータブル電源を購入するリスクについてはご理解頂けたかと思いますが、ポイントだけ整理しておきます。

記事のまとめ

 転売品はメーカー保証が受けれません

 直販店か正規販売店以外は保証を受け付けないメーカーもある

 フリマサイトなどで購入する場合は「最初の購入者」を必ず聞く

 フリマサイトで売られている「新品・未使」は要注意

 詐欺行為で転売された商品は没収される事がある

また、一部の悪質な出品者(業者)の中には「メーカー保証あり」と記載している場合もありますので、もし、購入を検討されるのであれば「メーカーへの確認」は必ず行うようにしてください。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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